
SEO業者、トップアフェリエイターさんなどが知る人ぞ知るBrowser mediaというイギリスのデジタルマーケティング業者があります。
彼らは常にデジタル業界の最先端情報を把握してるとでも言えるでしょう。
彼らのプロジェクトの一環で101SEOプロジェクトというのがあります。
これは実際にある101のSEO業者について調査、分析をし、彼らの変化・影響力が明らかにするのが目的のものだそうです。
今日はこの記事をご紹介することで、みなさんの今後のSEOの方向性について考える際のヒントになるのでは思います。
今回はSEO101業者プロジェクト三回目ということで、3年前の結果と比べているのですが、非常に!興味深いことが書かれていました。
調査を始める前に最初の変化が!
【変化1】
この調査は3年前と同じ101の会社の”一貫性が確保されていること”を知るために始めたようですが、既にこの短い間で101のSEO業者に変化があったようです。
101の企業のうち・・・
- 14企業が倒産したか、もう存在しない状態
- 17企業が会社吊を変更したか、他会社と合併
- 70企業が変わらない状態
ということで、現存の87の企業での分析調査となったそうです。
この状況からもSEO業者業界は厳しいことが伺われますね。
情報社会は、トレンドの入れ替わりが早いので常に情報を追っていないといけないのかもしれません。
【変化2】
前回のSEO101業者プロジェクトでは 多くの業者が”提供するサービスの数を減らした”ことに注目し、それがなんと 過去数年にわたっても同じような状況がみられたそうなんです。
これはなぜか?
それらのサービスは ”デジタルマーケティング”というラベルの傘下で落ち始めていると言及しています。
実際に彼らのウェブサイトを見るとインフォグラフィックがあり、その下にワードクラウドがあるのですが
http://www.browsermedia.co.uk/wp-content/uploads/101-uk-agencies-2016update-2.pdf
それでわかるように、言葉”デジタル”も”マーケティング”も SEOより重要視されていることがわかります。
要するに、デジタルマーケティングというキーワードにSEOが負けてきているということですね。
このような言葉のイメージ、キーワードの使い方がいかに人の心を掴むか。怖い現実が見えます。
【変化3 (ソーシャルメディア)】
全体的にツイッターを使っている業者は減少している。
しかし!それぞれの業者の平均フォローワーが増えているということも分かっているそうです。
また全体的にはツイッターを使用する人が増えていて、さらに毎月50以上ツイートしているアカウントも増えているとのこと。
フェイスブックの傾向も似ていて、フェイスブックを使っている業者が少なくなっている。
これもまたツイッターの使い方と同じで、平均的にlikeの数が劇的に増えていて、半分以上のページが500以上のlikeをもっているとのこと。
業者がソーシャルメディアをどう使うかにより著しい変化が見られたのは Google+やLinkedInのアカウントをもった業者。
業者の存在感がどちらの舞台でも伸び、LinkedInがいかに人気だということが証明されたとのこと。
特に興味深いのは、ブログを使っている業者が減少したこと。
それだけでなく、月に3回以上ブログを更新していない業者さえ減少したということ。
このような調査結果を見て、みなさんはどう思われますか。
SEOは終わり?
・・・・答えはおそらく ”NO”ですね。
ソーシャルメディア上での企業の変化結果からみられるように、中身が充実したSEOサービスをしている企業が生き残っているのかもしれません。
また、ワードクラウドに見られるようにSEO業者が言葉を変えて”デジタル””マーケティング”路線で活動を始めているのかもしれません。