美容・健康

ほくろが増える原因と気になる除去方法や皮膚科での費用もご紹介

ほくろ

顔だけでなく、全身の様々なところにできるほくろ。実際知らない間に身体にほくろができてしまい、戸惑った経験がある方も多いのではないでしょか。背中のほくろなどは気づきにくいものですが、肩を露出するドレスを着た時など、そこにほくろがあればかなり目立ってしまいますよね。このようにほくろは美しい見た目を追求している人にとって大敵なわけですが、ほくろのデメリットはそれだけではありません。ほくろは病気のサインとなして皮膚に表れている可能性もあるのです。何かしら皮膚に関する病気を患っているのであれば美容・健康の為にもできるだけ早く発見したいですよね。ではどのようなことに注意すれば、ほくろが病気かどうか、見極められるのでしょうか。もちろん病院での検査は欠かせません。しかし病気が疑わしいのか、そうでないのかはほくろの種類を知っておけば、自分でもある程度は見極めることができるのです。そこで今回はほくろの種類、そして増える原因と除去方法について紹介するので、ほくろが気になる方は参考にご覧ください。

ほくろとはそもそもどのようなものなのか?

そもそもほくろとは、どのようなものなのでしょうか。ほくろは基本的に腫瘍に分類されるものですが、癌などの悪性腫瘍とは異なります。良性腫瘍に分類される為ほくろそのものが何か身体の不調を招く原因になることはほとんどありません。しかしこのほくろに見えるものが悪性腫瘍だった場合は状況が異なります。悪性腫瘍については後述しますが、一般的なほくろであればそこまで病気の心配をする必要はないといえるでしょう。

ほくろができる原因とは

ではなぜ、良性腫瘍としてのほくろであれば病気の心配をする必要がないのでしょうか?それはほくろができる理由のほとんどが遺伝的なもの、もしくは紫外線の影響によるものだからです。ほくろの元となる細胞は、基本的に人体に存在しています。それが炎症など病気によって肥大化した場合は、悪性腫瘍に分類される可能性があります。しかしそれが単純に、日焼けによってメラニン色素が体内に増えたことで表れたものであれば、身体の正常な反応だとも考えられるのです。その為ほくろが気になる場合、日差しの強い日は紫外線対策をしっかりとしておきましょう。

ほくろはなぜ増えるのか

ほくろが増える原因は人によって異なりますが、ほくろが良性腫瘍の場合、その主なものは以下の2つです。

遺伝によるもの

遺伝によってほくろが増える場合は、その原因を取り除くことは簡単ではありません。その為ほくろが気になる場合は、ほくろを見えにくくするようなお肌のケアが欠かせません。クリニックで除去手術を受けることも効果的だといえるでしょう。

紫外線を過剰に浴びている

そして紫外線は浴びている量が多くなれば多くなるほど、メラニン色素が活発に発生します。年齢を重ねれば、それだけ紫外線を浴びる総時間も増えてきますよね。例えば10代の女性と50代の女性であれば、単純にこれまでの人生で浴びている紫外線の総量は50代の方が多いのは明らかですよね。老人性血管腫については後述しますが、単純に紫外線をたくさん浴びることで、ほくろが増えてしまう可能性があるのです。

この他にも病気と診断されるほどのレベルではなかったとしても、過度なストレスもほくろを増やすリスクを高めます。またストレスはホルモンバランスの乱れを招く可能性もありますよね。実はホルモンバランスの乱れもほくろの発生に影響を与える場合があります。その為ほくろを今以上増やしたくない場合は、日頃のストレス管理も欠かせないといえるでしょう。

ほくろに最も気をつけるべき場所は顔

ほくろができる原因は前述した通りですが、ほくろができやすい場所を意識的に守ることも大切です。顔はほくろが最もできやすい場所の一つです。また誰かと対峙する時に最も見られる場所ですよね。そのため顔の紫外線対策は目立ったほくろがない場合でも注意することが欠かせません。なぜなら過度な紫外線はメラニンを過剰に生成して新たにほくろを発生させる可能性があるからです。

では顔の紫外線を防ぐ為にはどのような方法があるのでしょうか。その方法の一つはUVカットを目的とした帽子や日傘を活用することです。UVカットについて配慮されていない一般的な帽子よりもしっかりと紫外線を防げる可能性があります。なぜなら素材そのものに紫外線を防ぐ加工がされている場合が多いからです。同じ生地でも紫外線を防ぐものと、そうでないものであれば、紫外線カットに特化したものの方がいいですよね。そのためできるだけ帽子や日傘を選ぶ際は、UVカットに特化したものを選ぶべきだといえるでしょう。

ほくろは年齢を重ねるほどできやすくなる

ほくろのケアについて考えるのであれば「いつ」から始めるのか、ということもかなり重要です。ではほくろは一体何歳頃から増え始めるのでしょうか。それは幼少期からです。実はほくろの存在などあまり気にしていない時期から、ほくろは徐々に増えているのです。その理由の一つは前述し通り紫外線です。

ほくろは幼少期から成人するまでの間で増えやすい傾向があります。また成人してからもほくろは増え続けます。そのため紫外線対策はほくろが気になりだしたらすぐに始めるべきだといえるでしょう。

若い頃はほくろで悩むことがなかったとしても、紫外線を過剰に浴びていれば高齢になってから沢山のほくろができることになりかねません。高齢者にできやすいイボとして脂漏性角化症があります。この脂漏性角化症の発生にも紫外線は完成しているのです。仮に紫外線対策を怠った生活を続けると、これが将来顔や身体にできるリスクを高めることになるのです。そのため紫外線の対策は将来の為にも、これ以上ほくろを増加させない為にも常に意識すべきだといえるでしょう。

ほくろが見た目に与える印象

ここまで紹介したように、ほくろは基本的には良性腫瘍なので病気の心配を過度にする必要はありません。しかしほくろが通常よりも明らかに肥大化してきた場合や痛みや痒みが伴ってきた場合は医師への相談を検討すべきだといえるでしょう。ではほくろに病気のリスクがないと分かった場合、放置しておいても良いものなのでしょうか。基本的には本人が気にならなければ放置をしても問題ではありません。しかし実は顔にできたほくろは、相手に与える印象を大きく左右します。その為接客業などの仕事をしている場合、ほくろを除去した方が、良い印象になる可能性はゼロではありません。ではここで、ほくろが見た目に与える印象について紹介します。

目頭にできたほくろ

ほくろは見た目と運勢、その両方に影響します。目頭にほくろができた場合は自分の意思を貫くことができなくなりがちです。自分の意思を貫くことができなくなれば、周囲の意見に振り回される可能性が高くなりますよね。その為リーダーシップを発揮したい際にはマイナスに働く可能性があるといえるでしょう。

目尻にできたほくろ

目尻のほくろは基本的にポジティブな印象を相手に与えやすいほくろです。恋愛の運気も高まりやすい傾向があるといえるでしょう。また右側の目尻にほくろがある場合、相手に優しい印象を与えやすくなります。その為接客などの仕事の際は、目尻のほくろはプラスに働くかもしれませんね。

鼻の下に薄いほくろがある場合

鼻の下にほくろがある場合、それはポジティブな影響とネガティブな影響に二分されます。例えばほくろの色が濃くはっきりとしている場合、金運が高まるとされています。しかしながらほくろの濃さが薄ければ、裏切りや失敗などを引き起こしやすくなる運気を高めてしまいがちだとされています。

唇の下、中央部分にほくろができた場合

唇の中央部運の下にほくろができた場合はポジティブなほくろだと捉えましょう。何故なら、リーダーシップの運気が高まりやすいほくろだからです。説得力を発揮するような、コミュニケーションスキルを用いる職業に就いている場合はポジティブな影響が大きいほくろだといえるでしょう。

このように顔にできたほくろは運気を高めるものと、そうでないものに分かれます。また相手に与える印象はほくろができた位置によって異なります。その為ほくろの除去を検討する際は、本当に除去すべきかどうかを冷静に考えることが欠かせません。自分は気に入っていなかったとしても、実はほくろが運気を高めてくれている可能性もゼロではないからです。

ほくろの種類について理解しよう

ほくろは基本的に良性腫瘍なので、それ自体が決して悪いものではありません。ではここからは、良性腫瘍としてのほくろの種類について紹介していきます。

若い人にもできる可能性がある?老人性血管腫のほくろ

老人性血管腫はその名称から高齢者にできるほくろだと考えられがちですが、決して高齢者だけにできるものではありません。ほくろの特徴としては、通常の黒いほくろよりも一回り大きく、赤っぽい特徴があります。では何故赤っぽく見えるのでしょうか。その理由はこのほくろはメラニン色素によるものではなく、毛細血管が身体の表面に浮き出たものだからです。またできる場所も背中など見えにくい場所であることが多い為、美容的にも心配し過ぎる必要はないといえるでしょう。

紫外線には要注意!境界型のほくろ

境界型のほくろは、表皮と真皮の間にできたほくろを指します。身体の表面に近い場所にできるほくろの為、発声した場合は目立ちやすいといえるでしょう。このほくろが増える主な原因は紫外線です。その為境界型ほくろをこれ以上大きくさせたくない、と考える場合は紫外線カットに日頃から取り組むことが大切です。

ほくろは遺伝によっても発生する!真皮内型

真皮内型のほくろは、境界型とは異なり、真皮の内側だけで発生するほくろです。その為境界型よりは目立ちにくいといえるでしょう。しかしながら、境界型ほくろが徐々に皮膚の深層に移行していくケースも少なくありません。その為境界型ほくろと真皮内型ほくろは切り離せない関係ともいえるでしょう。

レーザー治療が一般的?単純黒子

単純黒子は黒もしくは濃い茶色のほくろです。大きさも鉛筆の芯の先ほどで、比較的誰にでもあるものです。また単純黒子は毛細血管ではなく、メラニン色素の影響によって大きくなります。数が少なければほとんど気にならないほくろといえますが、一箇所に複数できたっ場合はどうしても美容的に気になるものです。その為治療法として、レーザー治療を選択する人も少なくありません。

色素性母班はメラノサイトが重なってできたもの

メラノサイトとはメラニンを生み出す細胞です。これが過剰に発生して一箇所に重なると通常のほくろよりも目立ったほくろとなります。これが色素性母班と呼ばれるものです。色素性母斑の特徴は単純黒子よりも圧倒的に目立つことです。少し離れたところから見ても確認できるくらい一箇所に色素が固まってしまうのです。そのためキレイな肌を手に入れたい女性には悩みの種となる場合が少なくありません。

また色素性母班は皮膚の表層で増加する場合と深層に向かって増えていく場合があります。皮膚の深層に増加した場合、切除手術も深いところまで対応する必要がでてきてしまいます。そのため色素性母班を除去する際は早期治療が欠かせないといえるでしょう。

紫外線対策が欠かせない!複合型のほくろ
複合型のほくろとは真皮の奥でメラニンが過剰生成されたことによりできるものです。また時間をかけてゆっくりと増え続けるという特徴があります。ではこの増殖を抑えるためにはどのようなことを心がけるべきなのでしょうか。それは紫外線を防ぐことです。メラニンを過剰に生成させない為には外出時は長袖を着用する、もしくは日傘を使うなどの紫外線対策欠かせません。

ほくろと病気の違いの見極め方

一般的なほくろは良性腫瘍に分類されるわけですが、悪性腫瘍が体表に表れてきた場合は注意が必要です。では一体のような点に注意すれば、良性腫瘍と悪性腫瘍の見極めができるのでしょうか。その最も簡単な方法はほくろに似ている病気の症状を把握することです。どのような腫瘍が悪性である可能性が高いのか把握しておけば、良性のほくろで心配する必要はなくなりますよね。そこで次にほくろと間違えてしまいがちな悪性腫瘍について紹介します。

1.ほくろが急速に成長した場合は要注意!「メラノーマ」

「メラノーマ」の初期状態はほくろとほとんど違いがありません。その為すぐにメラノーマだと見抜くことは簡単ではないでしょう。しかしその何気ないほくろが急速に成長した場合は注意が日宇町です。何故ならメラノーマは放置しておくと最悪の場合、転移などによって病状が深刻になる可能性があるからです。

2.内臓の癌が皮膚に転移する?「転移性皮膚癌」

皮膚に明らかに通常のほくろよりも大きい腫瘍ができて、尚且つ内臓に著しい不調をきたしている場合は注意が必要です。何故なら皮膚の悪性腫瘍は内臓の腫瘍が転移してできる可能性もあるからです。特に胃や腸に悪性腫瘍が既にある場合、転移性皮膚癌には注意すべきだといえるでしょう。

3.皮膚が隆起するような腫瘍ができる「有棘細胞癌」

明らかに通常のほくろよりも大きな腫瘍が皮膚にできた場合は「有棘細胞癌」の可能性があります。この癌は通常のほくろからは考えられないサイズになることが多いので、症状に気がついた場合できるだけ早く医師に相談しましょう。

4.「基底細胞癌」は最もかかりやすい皮膚がんの一種

頸から上の頭部にできやすい癌の一つが「基底細胞癌」です。この癌は紫外線を長年に渡り過剰に受け続けることで発症する可能性があります。またこの癌は皮膚癌の中でも最も日本人がかかりやすい疾患といわれているので、皮膚に大きな腫瘍ができた場合は注意が必要です。

5.「扁平上皮癌」は治療に取り組んでも転移するリスクがある

扁平上皮癌は悪性腫瘍の中でも危険性が高い疾患の一つです。扁平上皮癌は皮膚にできればほくろと見間違うくらいはっきりと身体に表れるわけですが内臓に発生した場合、確認は簡単ではありません。定期的な健康診断や癌健診でなければ早期発見は難しいといえるでしょう。では仮に扁平上皮癌であることが発覚した場合はどのような治療が必要になるのでしょうか。代表的な治療方法は放射線治療と抗がん剤治療です。大学病院などで癌治療をする場合はこれら以外の選択肢はほぼありません。しかしながら抗がん剤治療を施しても癌は転移してしまうケースもあります。癌は西洋医学では難病なので、扁平上皮癌も治療を施したからといって必ず治るというものでもないのです。

癌は日本人の死因として常に上位にくる病気の一つです。日頃の不摂生により一度扁平上皮癌になってしまうと取返しのつかない事態になる可能性もあるのです。そのためほくろ対策と同様に扁平上皮癌の対策について考えるなら、紫外線を日頃から防ぐことが大切なのです。

ほくろはこうやって除去できる!8つのほくろ除去方法

ここまで紹介したように、良性腫瘍としてのほくろは必ずしも除去すべきものだとはいえません。しかしながら、ほくろが見た目のコンプレックスとなり、多くの女性の自信を無くす原因となっているのも実際のところ。では実際にほくろを除去しようと考えた場合、どのような方法があるのでしょうか。

1.電気の力でほくろを分解!「電気分解法」

医療機関で受けるほくろ除去治療の一つに「電気分解法」があります。この手法はサージトロンという機器を用いて行うものなので、皮膚にメスを入れる必要がありません。この治療は比較的ほくろの根が浅い治療に向いています。治療の根が浅ければ、治療の跡も残りにくくいからです。しかも除去するほくろが一箇所であれば治療時間は5分以内。施術後2週間程度は、施術箇所のケアが必要になりますが、比較的取り組みやすい治療法の一つです。

2.ほくろをメスでキレイに切り抜く「くり抜き切除」

「くり抜き切除」はほくろ除去の方法としてスタンダードな手法の一つです。治療方法はいたってシンプル。ほくろと通常の皮膚の境界をメスで切り取ります。そうなると切り取った跡の皮膚が気になりますよね。その為、大抵の場合そこには何らかの傷を塞ぐ処置がされます。この治療のメリットは、完全にほくろを切除できる点と、同じ個所に再び同じようなほくろができにくくなることです。しかしながらこの治療法にはデメリットも存在します。それは出血を伴うリスクがあることです。メスを扱うので治療中に出血を伴うのは当たり前です。しかし「くり抜き切除」をすると術後もしばらくの間、出血するリスクが伴うので注意が必要です。

3.メラニン色素が除去できる「Qスイッチレーザー」

「Qスイッチレーザー」はほくろが濃くなく主な原因であるメラニン色素をレーザーで除去する治療法です。痛みが少なく施術後の副作用のリスクも低いことから、比較的気軽に取り組みやすい治療法だといえるでしょう。しかしながらこの治療はあくまでもメラニン色素を薄くする治療です。「くり抜き切除」のようにほくろを根元から取り除きたい場合は適切ではない可能性があります。例えばほくろが皮膚の表面から隆起している場合、色素は抜けても膨らみを無くすことはできません。その為「Qスイッチレーザー」をする際は対象とするほくろがこの治療に向いているかどうかを見極めることが欠かせません。

4.切除と縫合をセットで行う「メス切除縫合」

この治療法は、メスでほくろを切り取った後、そのまま縫合まで行う治療法です。この治療法のメリットは確実にほくろを取り除ける点です。しかし縫合した痕が残るというデメリットがあります。その顔などの目立つ箇所のほくろを美容目的で取り除く場合はあまり適切ではないといえるでしょう。また執刀する医師に高いスキルが無ければ、縫合の跡が目立ってしまうなどのリスクもあります。

5.ほくろを焼いて除去する治療法「炭酸ガスレーザー」

ほくろ除去の方法には、「炭酸ガスレーザー」を用いた治療も存在します。前述したQスイッチレーザーの目的とするところはあくまでもメラニン色素の除去のみです。しかし炭酸ガスレーザーは異なります。細胞組織そのものを焼いて蒸散させることを目的としています。その為皮膚から盛り上がっているほくろにも効果的な治療だといえるでしょう。しかしながらほくろの根が皮膚の深いところまで入り込んでる場合は、施術痕の皮膚がへこむ可能性があるので注意が必要です。

6.鍼灸治療院の「お灸」をほくろに対して実施する

東洋医学的な自然な方法でほくろに対してアプローチしたい場合は、「お灸」という選択肢もあります。その治療方法は至ってシンプル。通常のお灸による治療をほくろに対して行うだけです。治療の前に患部を糸で強くくくりつけられる場合がありますが、それも大きな痛みを伴うものではありません。しかし前提条件としてほくろが悪性腫瘍ではないことを病院で確認することが求められる可能性があります。その為、鍼灸院で治療する場合でも皮膚科の受診は欠かせないといえるでしょう。

7.高周波の力でほくろを除去!「電気メス分解法」

ほくろを除去する際に外科的な手術をするのは抵抗があるという人も少なくありません。ではそういった人はどのような治療法を選択しているのでしょうか。その一つが電気メス分解法です。電気メス分解法は外科的な施術は不要になるというメリットがありますが、万能の治療法ではありません。目安としてはほくろの直径が5mmあるかどうかがポイントになります。5mm以下であれば電気メス分解法は効果的です。しかしそれ以上の大きさの場合は外科的な治療が適しているといえるでしょう。

では電気メス治療法は具体的にどのように実施されるのでしょうか。通常の切開法では前述したメス切除縫合のように皮膚を切り裂くことでほくろを除去します。しかし電気メス分解法はその名の通り切除ではなく分解します。電気メスの熱の力を使ってほくろを分解してしまうのです。

しかしそうなると分解されたほくろの傷痕がどうなるか気になりますよね。その点は心配不要です。電気メス治療法はあくまでも範囲が5mm以下、また深層には至っていないほくろを対象とした治療法です。そのためほとんどの場合時間が経過すれば元の状態に再生するのです。
ただし施術の直後に皮膚が再生されるわけではありません。皮膚を熱で消滅させるわけですから、しばらくの間、治療痕が残るのは当然のことです。そのため電気メス分解法を検討する場合は、術後の修復の見込みについても医師と相談しながら慎重に判断すべきだといえるでしょう。

このように施術の直後に治療痕は残りますが、電気メス分解法はほくろの除去としては比較的取り組みやすいものだといえます。その理由は施術の時間が短時間で、価格も他の外科的手術に比べると低めに設定されている場合が多いからです。ほくろの治療は美容目的に分類されるのでどうしても保険適用にはなりません。そうなると費用も気になるところですよね。

電気メス分解法なら、費用の負担も比較的軽くなるのです。また施術時間も短いので、手術痕は若干残りますが、術後すぐに普段の生活に戻れるのも嬉しいポイントの一つです。

8.液体窒素を用いた安心の治療法「凍結療法」

ほくろの除去で身体にメスを入れたくない場合は凍結療法という選択肢もあります。凍結療法はほくろだけでなくイボなど皮膚に隆起している突起物に対して実施されることが多い治療法です。そのため隆起しているほくろがある場合に適した治療法です。

では凍結療法は具体手的にどのように行われるのでしょうか。凍結療法はまず液体窒素を含んだ綿棒を用意することからはじめります。治療方法はその綿棒を対象のほくろに押し当てるだけ。液体窒素はマイナス196度です。そのため数秒間押し当てるだけで対象箇所が凍結するのです。

ただし一度押し当てるだけで完全に凍結するわけではありません。人によって皮膚の状態は異なるので体温により温かくなってきたら再び液体窒素を含めた綿棒を押し当てます。これを施術中に繰り返すことで凍結状態がキープされます。目安としては1~2週間の期間の間がかかります。その間に実施される凍結療法は2回から4回程度です。

急速に凍結させるので痛みがない、ということはありません。しかし外科的な治療に比べればその痛みは少ないといえるでしょう。ただし凍結療法中はほくろが、かさぶたのように変容していきます。最後はキレイに剥がれ落ちるわけですが、その途中は目立つ可能性があるので注意が必要です。凍結療法はほくろが隆起している場合、検討すべき治療手段の一つだといえるでしょう。

病院でのほくろ治療は保険の適用範囲内?

ここまで紹介したような、ほくろ除去を目的とした治療を受ける場合、保険の適用範囲内になるのかどうかは、かなり気になるところですよね。ほくろの治療費が保険適用となるのか、それとも適用外となるのかは、ほくろの状態と医師の診察結果によって異なります。例えば完全に良性腫瘍であることが確認できて、美容目的で治療に取り組む際、その治療は保険適用外となることがほとんどです。これは美容形成外科やAGAクリニックと同じで、主な目的が治療ではなくて美容だからです。しかしながらほくろを調べてみれば実はメラノーマだったという場合、または悪性腫瘍の可能性がある場合は保険適用となる確率が高くなります。治療を目的としたほくろの除去が必要となった際っは、確かな治療技術を備えた医師がいる皮膚科を受診しましょう。

除去したほくろを病理検査できるかどうかがポイント

では具体的にどのような治療方法が、保険適用内となる可能性が高いのでしょうか。前述した「治療目的である」という前提条件を満たせば、保険適用となる可能性が高い治療は以下の通りです。

  • くりぬき切除
  • メス切除縫合
  • 電気、高周波などの特殊メスを使った切除

これらの治療方法に共通していることは「切り出したほくろを病理検査に出せる」ということです。取り除いたほくろが良性腫瘍であれば治療目的ではなく、美容目的の切除になってしまいますよね。その為保険適用となる治療方法は基本的に切除するタイプのものだと想定しておきましょう。但し、病状と病院や医師の判断によってはレーザーでほくろを焼き切る治療でも保険適用となる可能性もあります。このように保険適用となるかどうかは、同じ治療であったとしても、最終的な判断は状況によって微妙に異なります。したがって治療を受ける際は保険適用となるかどうか、その都度確認することをおすすめします。

ほくろ治療ができる医療機関について

ここまで紹介したように、ほくろは症状に合わせた治療方法を選ぶ必要があります。しかしどの診療科目を受診したらいいのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。そこで次に受診ほくろ治療で受診を検討すべき医療機関の診療科目について紹介します。

美容に特化した治療が受けられる!「美容整形外科」

美容整形外科の特徴は病気の治療ではなく美容の為の治療に特化しているところです。そのためほくろを除去する目的が病気の治療ではなく、美容のためだとはっきりしている際は受診を検討すべき医療機関だといえるでしょう。

しかし美容整形外科は皮膚科に比べると治療費が高くなる傾向があります。これは前述した保険適用の有無が関係しています。そのため美容整形外科を受診する際はある程度まとまった治療費を事前に用意しておくことが欠かせません。

高度な手術を提供している「形成外科」「美容外科」

形成外科、美容外科は診療科目名に外科となるように、外科的な治療が優れている傾向があります。そのためできるだけ複数の選択肢から自分にあったほくろ治療を選びたい場合に検討すべき診療科目だといえるでしょう。

また形成外科であれば保険が適用となる治療としての腫瘍の切除も相談できます。そのためほくろが良性腫瘍ではなく、悪性である疑いがある場合でも安心です。またほくろ治療に特化した医療機関であればレーザー治療を取り入れているところもあります。

悪性腫瘍の疑いがある場合は「皮膚科」で相談しよう

ほくろが明らかに良性腫瘍であり、病気の疑いがない場合は美容整形外科の方が向いているとえいるでしょう。しかし少しでも悪性腫瘍や何らかの病気の疑いがあると感じた場合は皮膚科の受診を検討しましょう。皮膚科は美容整形外科に比べると、ほくろ除去の治療法が豊富に用意されているとはいえません。

ただそれも皮膚科によって異なります。一般的な皮膚科でありながらほくろ除去に対応しているところもあるので、まずは受診して相談することが大切です。また皮膚科でほくろが良性腫瘍であることを確認してから高い技術を持つ美容整形外科で治療する、というのも賢明な治療手段の一つです。

ほくろ除去後に起こるトラブルについて理解しよう

ほくろ除去の治療は一時的に成功したように見えても、後からトラブルとなるケースは少なくありません。では具体的にどのようなトラブルがるのでしょうか。

ケロイドとして皮膚に隆起が残る

ケロイドといえばスカリフィケーションなどでタトゥーのような用いられ方をする場合もありますが、ほくろ治療の痕として残った場合は美しいものではありません。外科的な治療を施して修復に失敗した場合、ケロイドが残る可能性があります。そのためケロイドが気になる場合はできるだけ切除以外の治療法を選択すべきだといえるでしょう。

赤みが1ヶ月以上残ることもある

これは皮膚の状態や体調により個人差があることですが、ほくろを除去した部分がずっと赤いまま残ってしまうケースもあります。回復が早い人の場合は1ヶ月以内でその赤みも消えます。しかし数年経過しても残り続ける可能性もゼロではありません。

かさぶたを強引に剥がすと皮膚が陥没する

凍結療法を行った場合かさぶたが発生してそれが自然に剥がれ落ちます。しかし治療が全て終わることを待てずにかさぶたを自力で剥がしてしまった場合は陥没する可能性があります。学生時代にニキビを潰してしまって、それがずっと残ってしまっている人がいますよね。

かさぶたを強引に剥がすことはそれと似たような症状になるリスクがあるのです。またかさぶたを強引に剥がすだけでなく、医師から指示があった通りのアフターケアを怠った場合も陥没してしまう可能性があります。

やけどに類似した治療痕が残る

ほくろの治療痕として、やけど痕に似たものが残るケースもあります。これはアフターケアも関係しますが、それ以上に治療が原因となっている可能性があります。そのため治療痕を残したくない場合はできるだけ腕のいい医師を探して治療を受けることが欠かせません。

また海外からほくろ除去クリームを取り寄せて使う場合も注意が必要です。なぜなら体質と配合されている成分によってはほくろが消えた後にやけどに似た治療痕が残る可能性があるからです。そのためほくろ除去クリームを選ぶ際は副作用などのリスクもしっかりと調べた上で活用を検討しましょう。

ほくろ除去する前に考えるべき5つのポイント

ほくろ除去は治療技術が進歩したことによって、数十年前よりはかなり簡単に取り組めるようになりました。しかしほくろ治療は、少なからずリスクが伴うものがほとんどです。また一度取り除いたほくろは、もう二度と戻ってきません。その為対象としているほくろを本当に取り除くべきかどうかは慎重な判断が必要になるといえるでしょう。ではほくろを除去する際は、一体どのようなことについて考えて判断すべきなのでしょうか。それは次の通りです。

  1. 除去対象としているほくろは悪性腫瘍ではないか?
  2. 治療方法は手術痕が目立たないかどうか?
  3. 治療費用は保険適用か、そうではないか?
  4. ほくろを取り除いた後のケア方法について理解しているか?
  5. 治療を受けようとしている美容整形外科(もしくは病院)の評判は確かなものか?

ほくろの除去を検討するなら、これらのポイントについてしっかりと考えておきましょう。ほくろを取り除くことを決めたとしても、どこで、どのように取り除くのか、ということもかなり重要です。そしてほくろは除去した後も、患部に強い刺激を与えないなどの配慮が必要です。つまりアフターケアについても、理解しておくことが欠かせません。このようにほくろの除去をする際は後悔しないように、術後のケアまで考えて判断することが大切です。

まとめ

ここまでほくろの除去方法と、増える原因について紹介しましたが、いかがでしたでしょういか?今回の内容をまとめると次の通りです。

  • ほくろは良性腫瘍なので基本的に病気の心配はない
  • 悪性腫瘍の疑いがある場合はすぐに病院を受診しよう
  • ほくろ除去は美容目的の場合は保険適用とならない
  • ほくろが発生する原因は遺伝、紫外線、病気のいずれかによる
  • ほくろ除去の治療方法を選ぶ際は施術後のケアについても確認しておこう

一般的なほくろは良性腫瘍なので病気の心配をする必要は基本的にはありません。しかしそれが急成長した場合や、痛みが伴ってきた場合は注意が必要です。ほくろの除去は基本的に美容整形外科で行われますが、少しでも悪性腫瘍である可能性を感じた時は皮膚科の受診を検討しましょう。何も異常がないことが一番ですが、仮に病気を患っていたとすれば早期に発見できた方がいいですよね。

ほくろの除去そのものは、美容整形の技術としては決して難しい治療ではありません。ほくろがコンプレックスになっている、もしくは悩みの種となっているなら取り除くことで悩みは解消できます。ほくろを除去したい場合は美容整形外科、もしくは皮膚科への相談を検討してみてはいかがでしょうか。

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