
首にイボ。これは女性としてもショックですよね。首などにできるイボができるときが私に訪れるなんて・・・。
と自分の加齢を感じてしまうことも。けれどイボは加齢のみでできる皮膚トラブルではないのです。
確かに首などにイボがあると老けて見えるもの。誰しも速攻で対処したいトラブルです。
以下に首のイボ、イボに対する情報をすべてまとめました。あなたの首イボの原因・予防を知り、若々しさ取り戻しましょう。
目次
首イボとは
首にできるイボは体質的なものであることも多いのですが、紫外線・摩擦などにより、肌がダメージを受けたときに発生する細胞の過剰廊下から引き起こされ、そして肌が余分に余ることから、その部分が盛り上がるのです。
その正体がイボなのです。
首のイボは老化が主ですが、それだけではありません。
10代の女性であってもできることはあるのです。
大抵は悪質なものというわけでもなく、あっても問題がないことの方が多いのですが、首にイボがあると、なんとなく老けて見られがちになったりと、審美的な意味でも気になっちゃいますよね。
加齢、体質は避けられない、しょうがないことですが、首イボを作らない、悪化させない方法はあるのです。
特に肌のバリア機能を高め、正常にすることが一番有効なのです。
そのためには規則正しい生活や、きちんとした食生活を行うことによって、免疫力を挙げる努力をする、肌の摩擦を避け、保湿をし、紫外線対策なども行うことが首イボの対策と予防になるのです。
セルフチャック
自分で自分の身体を撫でてみてください。どうでしたか?
ザラザラした部分はありませんでしたか?
もしザラザラした部分が見つかったら、それは新陳代謝の衰えによって、ターンオーバーが乱れ、肌の表面に、古い角質が残っている状態かもしれません。
特にアラサーと呼ばれる、30歳前後から、私たちの身体は老化していき、それは年齢とともに進むことは仕方がないことです。
それによって、代謝、それにつながるターンオーバーが乱れていき、首イボはどうしてもでき約なってしまうのです。
閉経を迎えるころには、多くの女性に首イボがあるとされ、特に80歳になると、首イボがない人はいない、という統計結果も出ているのです。
イボができる場所
イボができやすい場所です。
- 首
- わきの下
- 目の周り
- 背中
- お腹の横
- 太ももの付け根
このようにリンパが多くあり、摩擦も受けやすい部分に多く、イボは見られがちなのです。
たとえば摩擦が多い場所ですと、首は、マフラーやタートルネック、ストールやスカーフなどでも摩擦を受けやすいですよね。
つまり年間を通してです。
そしてわきの下もインナー、特に夏場に着るキャミソールやタンクトップでも摩擦を受けがちです。
また目の周りはアイメイクしたい部分ですよね。
その時のブラシやチップの力加減によっては、摩擦となってしまいます。
また、蒸れもイボには悪影響を及ぼすのです。
背中や、お腹の横は、摩擦を受けやすい場所であるだけではなく、年間を通して蒸れやすい箇所です。
太ももの付け根も蒸れやすいうえ、ぴったりしたスキニーを履いたり、ショーツなどの摩擦も受けます。またリンパがある場所でもあり、そのリンパ液がサラサラしたものではなく、どろどろした状態であること、水分が足りない状態であることも、老廃物をため込みやすくなり、またイボができやすいのです。
そのような摩擦や蒸れへの対策として、なるべく身に着ける素材を吸湿性の良い、そして肌触りがいい繊維でできたものに変えることです。
例えばインナーやショーツをコットンやシルクのものに変えるだけでも効果的なのです。
またイボとは違うのですが、そのような環境がそろうことにより、なかなかイボとは見分けにくい、「角質粒」もできやすくなってしまうのです。
それらを踏まえたうえで、この首イボのできやすい場所の中でも紫外線を浴びてしまいやすい、首はなおさらイボができやすく、目立ってしまう箇所に、結果なってしまうのです。
角質粒
同じ皮膚にできるイボと角質粒ですが、そのメカニズムは違います。
大きな違いは、角質粒はシミが進行したものや、古い角質、老廃物が蓄積されたものなのです。
移らないイボ
アクロコルドン
首や胸元に多いのが、このアクロコルドンです。
主に皮膚が柔らかい場所にできるのが特徴です。
首や胸元にできるイボとしては最もメジャーで、最も多いのも特徴の1つです。
大きさは3ミリ程度。小さいことから気がつかない人も多いのです。
このイボは外的な要因、例えば摩擦などから引き起こされるといった原因が最も多く、他人に感染することはありません。
このイボは首もとにできることが多いため、ネックスを楽しみたくても、引っかかってしまうなどの症状が起きやすく、またネックレスの刺激から、炎症を引き起こしてしまうこともあるので、ネックレスを楽しむのは、完治した後のお楽しみにした方が賢明かもしれません。
スキンタッグ
加齢によって引き起こされる「腫瘍」です。とても小さいのですが、腫瘍なのです。
けれどそうかとって心配はなく、良性の腫瘍なのです。
症状は肌色だけではありません。
茶色っぽくなるもの、黒っぽくなるものと様々です。
大きさも大きくなると1センチにもなり、形も平らなものもありますが、ボコッと出っ張ったものもあります。
ほくろと見分けがつきにくいということも1つの特徴でしょう。
できやすい場所は、顔や首回りもできやすいのですが、手や腕、背中にもできやすいのです。
形状や色などからスキンタッグと決めつけることも難しいのも厄介でしょう。
このスキンタッグもウイルスの感染ではありません。
そのことから、他人に移す心配もありません。
3、老人性イボ、脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)
スキンタッグと同じく、これらも両性の腫瘍なのです。
原因は、加齢そのものと言われていて、顔であったり、身体であったりと様々な場所にできます。
年を重ねれば自然とできてしまう良性の腫瘍、イボなのです。
症状としては肌色が最も多いのですが、中には褐色、黒っぽくまでなってしまうものもあります。
形も平らなものもありますが、やはりボコッと出ているタイプのイボもあり、大きな特徴として、かゆみを伴うケースもあります。
また年齢を重ねるにつれ大きくなっていきます。そのため、気づいたら除去しておきましょう。
そしてこれも感染から発症するイボではないので、他人に移す心配もありません。
移るイボ
1、・尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
イボと言ったらコレ、というくらい代表的なイボです。
症状としては手の指、足の指など、こすれやすい場所にできることが多いのです。
また皮膚が白っぽくなることのほかにも、硬く突起状の組織が作られることも特徴です。
ヒトパローマウィルスというウイルスの感染から発症し、他人に感染してしまいます。
またそういった場所に傷口があるときに、公衆浴場やプールに行ったときなどにも感染しやすくなります。
2、扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
このイボは要注意なイボです。大きさはほかの小さいイボと比べても小さい、2ミリほどしかないのです。
また症状が、色は肌色で、一見するとニキビのように見えるのです。
けれどこれはウイルス感染のイボなのです。
ニキビだと勘違いしたままほうっておくと、一気に大増殖してしまう危険性があるのです。
そしてウイルス性ですから、他人に移してしまいます。
特に家族など、一緒に暮らす人に移してしまう可能性は高いです。
ニキビと勘違いしてほうっておいた間にも、ウィルスはタオルなどに付着し、感染を広げてしまいがちです。
やはり、心配のないイボもあるのですが、正しい知識を持ち、ウイルス成果もしれないと思った場合は、速やかに皮膚科を受診し、適切な処置を受けたほうが望ましいでしょう。
タオルなどは家族と共有しないなどして、感染を防ぎましょう。
また10代の女性に主に発症がみられます。
そして自然に治癒することもあるのです。
そのほかのイボ
1、肥満
肥満傾向にある方に多くイボがみられます。
この肥満によるイボのメカニズムはまだ解明されていません。
肥満傾向がみられる人は、イコール生活習慣が乱れている人が多いのです。
そのことから、生活習慣の乱れによって自律神経や、代謝、ターンオーバーが正常に行われず、首イボの原因となっているとする見解もあります。
2、妊娠
妊娠してイボができるというケースはかなりの頻度で見られることです。
それもまだ関係性は不明で、よくわかっていませんが、もしかしたら、妊娠によるホルモン状態の変化からではないか、とする説もあります。
3、癌!?
かゆみを伴った場合は注意してください。
老人性疣贅、脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)の場合は通常でもかゆみを伴うので心配はないのです。
けれどそうではないのにかゆみを伴う場合、癌、胃がんなどが疑われることがあるのです。
以下をチェックしてみてくださいね。
- 急速にイボが増えた気がする
- 手足や、胴体にイボがある
- そしてかゆみも伴う
イボ自体は良性の腫瘍です。
それそのものが癌という意味ではありません。
ですが、癌に罹患すると、成長因子の関係から、急激にイボができるといったケースが多くみられるのです。
イボができ、以上のことにご自身が当てはまっている、1つでも当てはまると感じた場合には、早急に医師の診断を仰ぎましょう。
首イボへの対策
まず、イボには摩擦、紫外線、蒸れが悪影響とお伝えしました。
ですので、以下のように注意してみてくださいね。
1、摩擦・蒸れなどを防ぐ
夏場など首筋に汗をかきやすいですよね。
ついついタオルやハンカチでごしごしと拭いてしまいたくなります。
ですが、それはグッと我慢して、外出先で汗をかいたのであれば、タオルやハンカチなどでそっと押さえるだけにとどまましょう。
またそのときのタオルやハンカチの素材にも気を配ってください。
コットン100%のものを使うようにしてくださいね。
冬場はどうしても首周りには首を覆うようなアウターや、マフラー、タートルネックを身に着けがちですよね。
けれどそれも首への刺激となります。
寒い冬には必須のアウター、マフラー、タートルネックですから、その刺激対策とムレ対策として、首に柔らかい吸湿性の良い布を巻くなどしても効果は大きいのです。
ガーゼなどもおススメです。
そして蒸れ対策のためにもタオルやハンカチ、デオドラントシートなどを冬場でも大いに利用しましょう。
冬場ですと、ネックスも見えづらく、ネックレスをしないという方も多いと思います。
けれど夏場はネックレスをすることが多いという方もいらっしゃるでしょう。
けれど夏場のネックレスは、その部分に汗がたまりやすく、そのことから逆影響なのです。
またそのネックレスが首にイボがあるときに、そのイボに引っかかってしまうと炎症の危険性もあります。
ですからせめて首にイボがある状態の時だけでもネックレスはお休みにしたいですね。
2、新陳代謝を高める
食習慣を正す
適度な運動を心がける
睡眠時間を正す
お酒を適量にする
タバコの本数を減らす
http://staff-blog.com/kubiibo/
以上のようなことを意識すれば、だいぶ新陳代謝も高まります。
新陳代謝を促すことができれば、ターンオーバーも速やかとなり、正常化し、肌が厚くなる、毛穴が硬くなる、肌表面にいつまでも古い角質を残す、ということがなくなりますから、首イボを治療する意味でも、予防する意味でも大変効果的なのです。
そしてこれらを意識すれば、美容にはもちろん、健康にもいいだろうと感じませんか?
つまり身体が健康であることは、皮膚を健康に保つという意味でもイコールでつながるのです。
食事はバランスよく摂り、ウォーキングを毎日30分程度行いましょう。
忙しいという方はエレベーターを使わない、エスカレーターを使わない、その程度の意識を持つだけでもだいぶ違ってくるのです。
そして午後10時から午前2時の間になるべく眠るようにすれば成長因子も活発化し、なおさら、新陳代謝もスムーズになることからターンオーバーも正常化されるのです。
お酒やタバコといった嗜好品は、美容にも健康にもよくないということは知られています。
特にタバコは体内に活性因子を作ってしまい、身体を老化させます。そして首のイボにも悪影響なのです。
あまりに我慢してストレスになるのもまた、美容・健康、そして首イボにも影響があると、いけないので、まったくアルコールを摂らない、タバコをやめるというほどではなく、量を控えてみませんか?
3、紫外線対策
イボは首にできてもいやですが、腕にできるのも避けたいですよね。
そのことから、特に夏の紫外線対策として、なるべく長袖を着る、アームバンドを利用する、日傘、帽子を使うなども効果的です。
薄い長そでの羽織にUVカットスプレーを吹きかけて着るのも有効な手段です。
そして顔にもイボはできるので、帽子も大変便利です。1つは持っておきましょう。
そしてもちろん、通年日焼け止めは塗っているという美容意識の高い方でも、首に日焼け止めを塗るのを忘れていませんか?
服から露出する肌にも通年日焼け止めはマストなのです。
というのも紫外線の影響は肌の刺激となるのです。
紫外線が肌を刺激し、その防御のために作られるのか過剰なメラニン色素でそれがシミになってしまうということはご存知の方も多いでしょう。
紫外線の刺激だけではなく、過剰に浴びてしまった紫外線そのものがイボの原因となるのです。
4、スキンケア
顔のケアは十分に行っているのに、デコルテまではケアしていないという方も多くいらっしゃると思います。
お風呂でナイロンタオルにボディーソープをつけて「ゴシゴシ」洗っていませんか?
顔と同じく、首の皮膚も水分と油分のバランスが整っていればこそ、健やかな肌と言えるのです。
ですから、首も身体と同じで洗い方ではなく、顔と同じ洗顔料や、石鹸などで洗うといいですよ。
そしてお風呂上りには、これもまた顔と同じく保湿です!
専用のものを使うのももちろん効果的ですが、顔のスキンケアに使うものを同じく使ってもいい方法です。
またオフィスでデスクワークが続くと、夏場でも効いているエアコンに首の皮膚も乾燥しがちです。そんなときは保湿ミストやアベンヌウォーターを吹きかけてあげましょう。
顔と同じくスプレーすることで、だいぶ保湿されます。
・ピーリング
またピーリングを時々行いましょう。
ピーリング成分が入っている石鹸や洗顔料を使ってもいいですし、洗った後に使うピーリング剤でもどちらもおススメです。
さきにお伝えした通り、新陳代謝がダウンし、ターンオーバーが正常でない場合、首の皮膚の環境も悪化します。
肌表面にいらない角質が残っているとさらにターンオーバーのリズムが狂ってしまうのです。
ですから週に1回程度のピーリングを行ってみてください。
そのときに首の皮膚は薄いということを忘れないでくださいね。
あまりゴシゴシとピーリングするのも残念な結果を招いてしまいます。
5、ヨクイニンを正しく飲んでみる
のちに触れますが、ヨクイニンという薬があります。
これはハッキリと「イボ」のためにある薬なんです。
これを飲むことで短期間で首のイボが改善されたという声も多いのです。
粒上のヨクイニンの方が飲みやすいでしょう。
病院へ行く手間ひまを考えると、このヨクイニンを飲むことを選択してもいいかもしれませんね。
6、ウイルスの侵入を防ぐ
ちょっとした傷、例えばささくれや、ペットの爪が引っかかったような小さな傷は、痛みも感じることが少ないため、プールや温泉に行く際に、防御することを忘れがちになってしまいます。
けれどその油断が、イボのウイルスの経路となってしまうのです。
そのような傷は「大したことないから」と無防備にならず、プールや温泉、スーパー銭湯に行くときなどは、しっかりした防水性のある絆創膏などで、ウイルスの感染を防ぎましょう。
イボを発生させる菌が皮膚に入る経路を徹底的に断つのです。
イボに効果的な成分
1、アスタキサンチン
エビ、カニなどの甲殻類を熱したときに赤くなる、あの赤の色素をアスタキサンチンと呼びます。
いま某大手化粧品メーカーが推していて、ご存知の方も多いと思います。
けれどその赤いアスタキサンチンの力はどのようなものだと知っていますか?
アスタキサンチンには、紫外線から肌を守る、老化を食い止める抗酸化作用があり、ウイルスに簡単に寄せ付けない免疫力アップの力があるのです。
加齢は首イボそのものの原因となりますし、免疫力があれば、ウイルスに対抗できます。
そしてもちろん、紫外線は首イボの原因ともなり、首イボがすでにあれば、悪化をさせます。
そういった総合的な理由から、アスタキサンチンもぜひおススメです。
保湿を選ぶ際の基準にしてもいいかもしれないですね。
2、ヨクイニン
さきにお伝えした「ヨクイニン」です。
麦、特にハト麦の種に含まれています。
ヨクイニンは漢方なのです。中国や日本で昔から「イボ取りに効果がある」とされてきたものなのです。
その効果は絶大で、肌の炎症の回復、皮膚の再生、保湿、皮膚を柔らかくする効果があるとされ、またコイクセラノイドという成分は、主要組織に積極的に原らきかける作用を持つとされています。
このような効能全般がオールマイティにイボに働きかけてくれるのです。
3、杏仁オイル
杏仁オイルは、杏子の種子から摂れる油です。
とにかく安全な油で、赤ちゃんでもお年寄りでも使えるところがうれしいポイントですよね。
人間の皮脂に近い成分を持つ油なので、皮膚が乾燥しているのならコレです。
鉱物油と違って安心して患部に使えますよね。
4、ドクダミ
これも漢方なのですが、国が確かに効果があると認めている漢方なのです。
それというのも、厚生労働省が定める日本薬局方にきちんと記載されているのがドクダミの漢方なのです。
これはウイルス性のイボに効果絶大!
殺菌・除菌作用もありますし、また皮脂の抑制もしてくれます。
患部を清潔に保ち、過剰な皮脂を抑制したいと考えるならばコレです。
それによってウイルス性のイボの繁殖を抑えることができるのです。
市販薬
市販薬は主にサリチル酸が配合されています。塗るタイプ、貼るタイプなどがメジャーです。
サリチル酸には皮膚を柔らかくするという効果があり、その作用を利用して、イボをとるというメカニズムになっています。
ただし、イボの明確な違いが、自分でも薬局の薬剤師さんでもわからないケースも多々あり、短期間で完治させたいと考えた場合、やはり皮膚科で受診を受けるのが最も適切でしょう。
病院での治療
1、軟性繊維腫
あまりこのような検査を受けることはないのですが、老人性疣贅・脂漏性角化症との違いは病理検査という顕微鏡を使って診断する検査が必要となります。
軟性繊維腫・老人性疣贅・脂漏性角化症が「皮膚がん」になるような可能性はほぼありません。
そして治療の方法はイボの大きさによって大別されるのです。
2、ハサミ、ピンセット
まだそれほど大きくないという場合には、即日でピンセットやハサミで取り除いてもらえます。
費用も安価で済むことから、イボが大きくならないうちに受診すれば、簡単かつ安上がりです。
3、液体窒素
液体窒素の温度は約マイナス200度です。それをイボに当てることで、イボを瞬間冷却し、イボを死滅させるのです。
2週間ほどは跡が残りますが、その後、跡は消えてしまいます。
イボの数がそれほど多くないケースで行うことが多い治療法です。
ただし、その際にかける麻酔に保険が効かないということが難点です。
局所麻酔をしないと苦痛なほど痛むということです。
4、レーザー治療
炭酸ガスの―レーザーを患部に照射し、一瞬で焼き切ってしまうという治療法です。
ですがイボの数が多い場合、一回の通院のみでは施術が困難な場合が多く、数回通うことになります。
そしてこのレーザー治療は一般的に保険が効かないことが多いのです。
効果的な治療法と言えるのですが、そこがネックですよね。
受診の際、医師に相談しましょう。
5、切開手術
主にイボが大きい際に使われる治療法です。
局所麻酔を打ち、イボの根元にメスを入れます。
切開した部分を縫うことにはなりますが、ご安心を。
半年程度の経過で、傷跡も、赤みも消えてしまいます。
医師の指導に従って安心して受けられる施術ですよ。
それぞれの治療の費用は?
では皮膚科などの病院イボを除去した時ってどれくらいの費用、治療費がかかるのでしょうか?
・レーザー治療による除去
レーザー治療の場合、自己負担となるようで、一般的にはイボの大きさが1㎜程度なら5,000円程度のようです。
ただし、これは大きいイボを1つ取る金額です。・液体窒素による治療
レーザーではなく液体窒素を使って首イボなどを除去する場合は保険診療ができ、3割負担で700円前後のようです。
ただしこちらも数が多い場合は保険適用しても4,000円程度かかるようです。
また液体窒素の場合は、しばらく跡が残るので注意が必要です。切開手術
病院にもよって異なりますが、私が調べたところでは
初期診察料3,000円
2センチ程度8,450円
4センチ未満14,480
という感じでしたよ!
皮膚科によって色々あると思いますが、おそらく相場は上記の金額のようなものではないでしょうか。電気メスによる除去
電気メスで首イボなどのイボを除去することもあります。
電気メスを使用した場合はイボの大きさが1㎜程度なら5,000円前後のようです。
ただし、こちらも数が多くなると高額になります。http://staff-blog.com/kubiibo/
皮膚科と美容皮膚科
1、皮膚科
皮膚科でも主に診断されるのは、そのイボが腫瘍であるか、良性であるか、悪性なのかに重点を置いた検査や施術を受けます。
またそれが良性であったとしても、扁平性疣贅(へんぺいせいゆうぜい)というウイルス性のものでも、医師の判断から、経過観察が必要になることもあります。
2、美容皮膚科
やはり「美容皮膚科」ですから、「美容」つまり「きれい」を意識しているのが美容皮膚科です。
イボが嫌できれいにとってもらいたい。そう考えるなら美容皮膚科もおススメです。
美容皮膚科はなるべく跡を残さないということに力を入れていて、施術後も、皮膚科より短い期間で跡も消えてしまうことが多いのです。
絶対やっちゃダメ!セルフケアの危険
1、イボコロリ
イボコロリはさきにお伝えしたサリチル酸が入っている薬です。
ですが、注意していただきたいのは、顔や首など皮膚の薄い部分には使ってはいけないのです。
それは使用上の注意にも「首などのイボには使えない」と書いてあるのです。
ですから、「イボができた、じゃあ、イボコロリを使おう」という単純な発想はNGなのです。
2、ドライアイスで除去
これは皮膚科で行う、液体窒素の応用として考えられたのでしょう。
そこでドライアイスを使おうと思う人もいるようですが、これは本当におススメできません。
黒、茶色っぽい跡が、何年にもわたる長期間残ってしまうのです。
これもNGですね。
3、糸で縛って除去
これはおそらく、イボの根元に糸を巻くことで、無理にイボをとってしまうという方法でしょう。
このセルフでの治療の危険性も跡が残るということもありますが、かなりの痛みを伴うこと、きちんととれることは少ないことなどから、これもおススメできない方法です。
4、線香で焼く
首イボをレーザーで焼き切るという方法からヒントを得たセルフの治療法かもしれません。
けれど熱い思いをするだけで、効果は得られません。
レーザーでイボを焼き切ることはできますが、線香で焼き切れるわけではないのです。
5、ハサミ、ピンセット
これも皮膚科で行われる施術を真似たものだと思います。
けれど医師はプロであり、私たちはアマチュアなのです。
特に首は毛細血管、静脈が走っている場所であり、リンパもあります。
ですから、首イボを素人が、ハサミやピンセットで取るのは危険すぎます。
絶対に行わないでください。
効果がありそうでないもの
1、イソジン
殺菌力に優れているので、特にウィルス性のイボには効くのではないかと期待してしまいますよね。
確かに殺菌力あるのですが、イボに効果があったという報告はありません。
2、オロナイン軟膏
オロナイン軟膏は、とりあえず皮膚トラブルには塗ってしまいがちな軟膏ですよね。
傷、肌荒れ、軽度なやけどにも効果を発揮してくれます。
まさにお肌のトラブルのオールマイティといった感もありますよね。
けれどイボは傷、菌、皮膚疾患とは少し違うのです。
ですからオロナインも効果はないと思っていいでしょう。
3、ステロイド剤
ステロイドはアトピーなど、重症な皮膚病にも効果が大きいと思いがちです。
けれど首イボなど、イボに効果があったという話は聞きません。
コレが効くことも
まだはっきりと実証されたというわけでもないのですが、効果がありそうなものでもあるので、2点ご紹介しますね。
1、オリーブ油
オリーブ油をイボの箇所に塗っていたら、ポロリととれた、という口コミがありました。
まだ仕組み等がはっきりしているわけではありませんが、オリーブ油にたっぷり含まれるオレイン酸は、肌の抗酸化に優れているという点から、イボに効果的だったのかもしれませんね。
ただし、オリーブ油でイボのセルフでの治療を目指す場合、オリーブ油は食用のものではなく、皮膚に対して効果が出るよう生成された、ドラッグストアにも置かれている、「オリブ油」を使いましょう。
2、尿素
以前、尿素がイボに劇的に効いたという研究結果が発表されたことがあります。
尿素はターンオーバーを正常化するというよりも「早める」という効果を持ち、ガチガチになったかかとなどにも使われるクリームによく入っていますよね。
ですからイボが取れたということがあったのかもしれません。
けれど尿素は患部以外にはつけるべきではない成分です。
そしてどのようなイボに効果があるのかもまだ不明なのです。
ストレスをためない!
生活習慣、食生活を改めることが、首イボに効果的とお伝えしました。またスキンケアも大切です。
けれど首のイボの改善にはやはりストレスのコントロールが大きなカギとなるのです。
ストレスの解消法ですが、あなたが楽しいと思えることで、またなおかつリラックスできることを探してみてください。
わたしはストレスがたまったなと感じると、まだ明るいうちにお風呂に入ったり、
寝る前の1時間、好きなアロマを嗅ぎながら、ホットミルクを飲むようにしています。
また運動が好きな方も大勢いらっしゃるでしょう。
そうであれば好きなだけ運動に打ち込んでみてください。
たまにの、グルメもいいでしょう。
パートナーとドライブして、森林の中で深呼吸すれば、フィトンチッドが得られ、リラックス効果を感じられるはずです。
ストレスをためないということは何度も言うようですが、美容、健康、首のイボにも効果大なのです。
ストレスをためてしまうと、自律神経も乱れ、新陳代謝もダウンします。
そしてそういったことから、ターンオーバーも乱れてしまうのです。
全てを1度に改善するのが難しいと思った方なら、1ずつクリアしていきましょう。
―まとめ―
若い女性にもイボはできますが、首にできたイボは残念ながら、加齢のサインだったりもします。けれどこの記事を読んでいただけたなら、初期のイボが小さく、数が少ない状態ならば、改善はできるということがお分かりになりましたよね。ほかにも様々な首のイボの原因はあります。ちょっとしたことに気をつければ対策・予防にも。皮膚科で受ける施術の費用もまとめました。早期の治療が望ましいことはご理解いただけたはず。ストレスをためないことも重要です。あなたも首のイボを改善し、生き生きとした生活を送ってくださいね!!