
普段はチェックしないけれど気付いたらなんとなくお尻が黒ずんでいるような・・・?
そう思ったことはありませんか?
お尻は人に見せない箇所ですし、人に相談するのも恥ずかしいですよね。
でも気になったらどうにかキレイにしたいと思う女性が多いと思います。
なぜお尻が黒ずんでしまうのか、またどのように予防と改善をしていったらいいのか見てみましょう。
キレイなお尻を目指しましょう!
なぜできる?お尻の黒ずみの原因
お尻に黒ずみができてしまう大きな原因を4つご紹介します。どれも重要なので、ひとつずつ見ていきましょう。
乾燥
乾燥はお肌の大敵です。これはお尻にも言えることです。
なぜ乾燥がお尻に悪いのかというと、それは乾燥していると肌が刺激を受け、ターンオーバーのリズムが狂ってしまうからです。
ターンオーバーのリズムが狂うとお肌がゴワゴワしてきます。
これは肌を守ろうとして、層を厚くする「過角化」が起きてしまうからです。
これを繰り返すことで肌はくすみ、黒ずんでしまうのです。
過角化した皮膚は自然には治らないので、ピーリングや石けんを使用する必要があります。
色素沈着
座るとお尻に大きな負担がかかります。この刺激のせいでお尻はメラニンを生成してしまいます。
メラニンは肌を守るために生成されます。長時間座ったり、サイズが合わない下着や衣服を身につけているとメラニンが増えていき、色素が定着していってしまいます。
またサイズは合っていても、ナイロン製の下着はおすすめできません。身につけているだけで肌に刺激を与えてしまうからです。
ホルモンバランス
ホルモンバランスが崩れると黒ずみの原因になる可能性があります。
もし妊娠や出産時にお尻に黒ずみができてしまった場合は、そんなに心配しなくて大丈夫です。
なぜなら出産後に少しずつ消えていくからです。
生理不順の方もお尻の黒ずみを経験するかもしれません。
不順が改善されれば自然に少しずつ消えていきますが、常に生理不順の方や黒ずみが特に気になる方は婦人科で相談するといいでしょう。
炎症とかぶれ
かぶれや炎症もお尻の黒ずみの原因となります。
例えばお尻にニキビがあると、まず炎症が起こります。
そして色素沈着が起こります。
ニキビを治す過程で無理矢理つぶしてしまったり、間違ったケアをしたりして、ニキビ跡が残ってはいませんか?
ターンオーバーが正常に行われていないと、こういったニキビ跡が色素沈着してしまいます。
ほかにもアトピー性皮膚炎によるかぶれやむだ毛の処理による肌のダメージが原因で色素沈着が悪化してしまう場合があります。
お尻の黒ずみの予防
お尻の黒ずみは予防できるのでしょうか?
日常生活でできる予防方法を見てみましょう。
少しでも気をつけていると黒ずみができにくくなります。
保湿を心がける
まずはきちんと保湿をすることが大切です。
原因でもお話ししたように、乾燥するとお肌がゴワゴワしてくすんでしまいます。
ターンオーバーを正常にするためにも、保湿を忘れないようにしましょう。
保湿する時はこすらず、優しくクリームやローションを塗りましょう。
クッションを使う
座っている時間が長いオフィスワークをしている方に特におすすめなのが、低反発クッションやドーナツ型のクッションです。
色や形も可愛いものが出ているので、選ぶのに困ってしまうかもしれません。
毎日使うものなので、自分が好きなデザインで使いやすいものを選んで下さい。
座っている時にクッションを使うことにより、お尻への負担が軽減されます。
またクッションがあればお尻の痛みの緩和にもなるので、使ったことのない方は是非試してみて下さい。
実際に使うとクセになり、クッションがないと落ち着かなくなるかもしれません。
そして可能だったら椅子も見直してみて下さい。ガタガタしていませんか?安定していますか?
普段使う椅子でクッションを試すことができれば一番いいですね。
正しい下着を選ぶ
ここで言う正しい下着とは、自分に合ったサイズと素材です。
下着を選ぶ時にどうしても機能性よりもデザインを重視してしまう方も多いと思います。
でもサイズがきつかったり、ナイロン製のものを長時間着用することはおすすめできません。
自分の体型に合った下着を身に付け、素材にも気をつけることが必要です。
できれば天然素材のものを選んでお尻への負担を減らしてあげましょう。
刺激を与えない
色素沈着は外部の刺激によって悪化してしまうので、極力刺激を与えないようにすることでお尻の黒ずみを予防できます。
例えば体を洗う時、ゴシゴシ強い力で洗っていませんか?
キレイに保つのはいいことですが、洗い過ぎや洗浄力の強い石けんやボディソープにも注意しなくてはいけません。
ゴシゴシ洗うことでお肌を守ろうとメラニンが生成されてしまい色素が沈着してしまうので、優しく洗ってあげて下さい。
よく眠る
眠るだけで予防できるの?と思われるかもしれませんが、睡眠は綺麗なお肌には不可欠です。
お肌のターンオーバーを整えることが重要なので、規則正しい生活をしましょう。
眠っている時に成長ホルモンが生成されます。成長ホルモンはターンオーバーが正常に行われるよう、手助けします。
できれば22時〜2時までは睡眠を取って、効率よく成長ホルモンを生成させましょう。
お尻の黒ずみの改善・解消方法
お尻用のクッションも使っているし、保湿もしっかりしている!
そんな風に気をつけていてもお尻にできてしまう黒ずみ。
一度できてしまった黒ずみは消えるのでしょうか?
また、できてしまった黒ずみはどのように改善していけばいいのでしょうか?
自宅でのケア
まず試してほしいのが、自宅でのケアです。
お尻の黒ずみがそこまで深刻でない方はまずセルフケアを試して下さい。
自宅でケアする場合、費用を低く抑えられます。
使用するクリームなども好きなものを選べます。
ニベアクリーム、ワセリン、お尻専用のジェルやクリームがお勧めです。
おすすめのクリーム:ニベアクリーム
保湿をするために欠かせないクリーム。
種類がいろいろありますが、黒ずみ対策には何が合っているのでしょう?
まずはニベアです。
ニベアにはスクワランという皮膚を柔らかくする成分が配合されています。
お肌の新陳代謝の改善にも役立つ成分です。
さらに保湿効果に優れたホホバオイルも配合されています。
外部の刺激から守ってくれるので、黒ずみの防止にも役立ちます。
肌に浸透しやすいよう、ラノリンアルコールという成分も含まれています。
ラノリンアルコールのおかげでニベアはお肌に吸収されやすくなっているのです。
おすすめのクリーム:ワセリン
ワセリンは原油が原料の保湿剤です。
お肌の乾燥を防ぎますが、内部の水分保持を促すものではありません。
おすすめの使い方はニベアなどのクリームで保湿をした後に、ワセリンのベールで守って水分の蒸発を防ぐ方法です。
ワセリンには黄色と白があり、純度が違います。
お尻専用のジェルやクリーム
ほかにもお尻専用のジェルやクリームがあります。
価格や口コミを参考に、インターネットで探して購入してみるといいでしょう。
クリームやジェルを使う場合のおすすめは入浴後の使用です。
シャワーやお風呂で体を温めた状態でクリームを塗ると浸透しやすく、乾燥防止に最適です。
手のひらで少し温めてから、優しく伸ばしてあげて下さい。
自分が好きな香りのクリームやジェルだとリラックスもできるのでお勧めです。
皮膚科でのケア
お尻の黒ずみがそこまで悪化していない場合は、自宅でのケアだけで随分と改善されます。
でも自宅でのケアでは改善がみられない場合はどうすればいいでしょうか?
そんな方には皮膚科での治療がおすすめです。
具体的な治療方法を見ていきましょう。
外用薬
皮膚科では外用薬として、ハイドロキノンやトレチノインが配合された薬を処方されるでしょう。
ハイドロキノンはメラニンの生成を抑える成分が配合されていて、漂白効果もあります。
市販の化粧品などにも配合されていますが、皮膚科で処方されるものよりも濃度が薄く、効果が目にみえにくい可能性があります。
お尻の黒ずみがそこまで悪化していない方は市販のものを試すのもいいですが、皮膚科のハイドロキノンだったら効果が目にみえます。
一点注意しなくてはならないのは、ハイドロキノンは漂白効果があるので、黒ずみ以外の箇所に塗ってはいけないということです。
むやみに黒ずみ以外の箇所に塗ると、お肌がまだらになったりしてしまいますので、十分に気をつけて下さい。
トレチノインは古い角質を取り除き正常なターンオーバーを促すので、続けて塗っていくことでお尻の黒ずみが解消されていきます。
トレチノインの皮膚細胞を活性化させる能力がとても高く、使用した人は通常より2倍の早さで再生するのです。遅くても約1ヶ月使用を続ければ、黒ずみの改善を実感できます。
内服薬
ビタミンCやビタミンEは黒ずみ撃退のための代表的な内服薬です。
これらのビタミンはシミなどの治療にも使用されます。
抗酸化作用が強いので、体の内側から黒ずみを解消してくれるのです。
ビタミンCはコラーゲンを合成し、健康な肌を作る手助けをします。ビタミンEは肌荒れを改善する機能を持っています。
ビタミンとビタミンEを一緒に摂ることで、お互いが効率的に働きお尻の黒ずみを改善することができます。
エステサロンでのケア
自宅でのケアもしているし、皮膚科にも行ったけれど、もっとキレイになりたい!
そんな方に試していただきたいエステ。きれいなお尻を目指すなら、エステサロンがおすすめです。
自宅や皮膚科のケアよりも費用が高くなり、もしかしたら数回通わなければいけませんが、効果が目みえるのが早いのが特徴です。
レーザー
レーザーでお尻のメラニン色素を破壊していきます。レーザー治療のメリットはなんと言っても、即効性です。
自宅でのケアや皮膚科でのケアよりも早く効果が感じられます。
レーザー治療のデメリットは費用です。即効性が高い分、自宅でのケアや皮膚科でのケアに比べると費用が高くなります。
エステサロンにもよりますが、一度のレーザー治療で5万円ほどかかる場合もありますので、5回通ったらあっという間に25万円ほどの治療費になってしまいます。
ケミカルピーリング
ピーリングはお尻の黒ずみを含め、ニキビにも効果的です。ピーリングの原理は古い角質を取り除いて新陳代謝を改善させることです。
やりすぎは禁物ですが、適度なピーリングはお尻を黒ずみから守り、ざらつきを取り除いてくれるので、理想的なお尻に近づけます。
レーザー治療と同じように一度の施術で効果があらわれるものではないので、何度か通う必要があります。
ケミカルピーリングの施術ではまず肌の状態を確認されます。その肌の状態により、ピーリング液の濃度を決めます。
ピーリング液を拭き取ったあとはパックをしたり、保湿をしたりとエステサロンによって異なります。
まとめ
女性であったら誰もが憧れる綺麗なお尻。
でも毎日座る時には大きな負担がかかるし、下着や衣類の摩擦で刺激を受けています。
人に相談しにくいですが、結構みなさん悩んでいるのです。
おしりに黒ずみができてしまう主な原因は4つあります。
- 乾燥
- 色素沈着
- ホルモンバランス
- 炎症とかぶれ
逆に言うと、この4つが防げれば、お尻の黒ずみも改善されていくのです。
おしりの黒ずみを予防する為には、乾燥をふせぐことが第一です。
予防において大切なことを具体的に5つご紹介しました。
- 保湿を心がける
- クッションを使う
- 正しい下着を選ぶ
- 刺激を与えない
- よく眠る
この5点が重要で、気をつけていればある程度はお尻の黒ずみを予防できます。
でもどんなに気をつけて予防していても、気付いたらお尻に黒ずみができてしまうこともあります。
そんな時は自宅でのケア、皮膚科でのケア、エステサロンでのケアで黒ずみを改善していきましょう。
それぞれの方法にメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法でお尻の黒ずみを改善していって下さいね。
普段は人には見せない箇所ですが、やはりお尻が綺麗だと心もウキウキしてきますよね。
お尻の黒ずみは長い時間をかけてできてしまうので、改善するのは容易ではありませんが、無理をせずにいろいろな方法を試して下さい。